パッティングで距離感を合わすのって難しいですよね。
この記事を読んで頂くと、
- カップまで歩測した距離を、スイングの振り幅で打つ方法が分かります
ややこしく感じるかもしれません
あくまで独自の方法ですので、「こんな方法もあるんだな」くらいの軽い気持ちで見ることを推奨します。
Contents
振り幅の大きさを決める方法
肩幅にスタンスして、シューズに注目します。
両足のシューズの外側から外側までの幅を基本とします。

上図の感じです。
右足の外側から左足の外側までが基本の振り幅となります。
振り幅を広げていく
基本が決まったら、シューズの横幅1足分をプラスします。

上図の感じです。
先ほどと比べて、振り幅がシューズ1足分大きくなりました。
さらに振り幅を広げていく
シューズ2足分広げます。

上図の感じです。
さらに、シューズ3足分に広げます。

上図の感じです。
もっと、シューズ4足分に広げると下図のような感じです。

このように広げて、振り幅を5段階に分けることができます。
- 基本
- 基本+1足分
- 基本+2足分
- 基本+3足分
- 基本+4足分
上記のように5段階です。
振り幅を5足分以上増やす場合
スタンス幅を広げます。

上図の基本のスタンス幅を広げるということです。
・両足を半足ずつ広げると、振り幅は1足分プラスされます。
・両足を1足ずつ広げると、振り幅は2足分プラスされます。
これにより、先ほどの5段階から、さらに2段階増やすことができます。
下記参照。
- 基本
- 基本+1足分
- 基本+2足分
- 基本+3足分
- 基本+4足分
- 基本+4足分+両足を半足ずつ広げる(1足分)
- 基本+4足分+両足を1足ずつ広げる(2足分)
上記のように、振り幅は7段階になります。
振り幅でストロークする方法
2足分増やしたり、3足分増やすなどと書いていますが、実際に足が増えるわけではありません。
頭の中で、シューズの横幅をイメージする必要があります。
例えば、プラス1足分で打つ場合。
肩幅で(基本)スタンスをして、フォローで1足分プラスして止めます。

4足分プラスする場合は、バックスイングで2足分、フォローで2足分で止めるイメージです。
これ以上広げようとすると、(例えばバックスイングで3足分増やす)頭の中でのイメージが難しくなります。バックスイングとフォロー、それぞれに2足分までが限界かなと思います。
このように、シューズの横幅をイメージして、バックスイングとフォローの位置を決めてストロークします。
コツは、バックスイングとフォローのスピードを一定に保つことで、距離のバラツキが少なくなります。
まだまだ振り幅を増やすには
これまでの説明では、プラス6足分までが限界です。
これ以上増やすにはどうすればいいのか?
それは、フォローの位置を変えてみることです。
例えば、7段階の5段階目。『基本+4足分』で打つときに、クラブが地面と平行になるくらいまでフォローを大きく出した場合、プラス9足分の距離を転がります。
このように、フォローをどこまで出したら、プラス何足分転がるかを自分なりに探していきます。
振り幅は、フォローの大きさで増やせます。
転がる距離を計算する方法

振り幅通りにストロークすると、どれくらい転がるのか?
これは計算することができます。
例①:肩幅スタンス(基本)の振り幅で打つと5歩転がる場合。

上図のスタンスですね。5歩転がるグリーンの場合、
基本 | 1足プラス | 2足プラス | 3足プラス | 4足プラス |
5(歩) | 7 | 9 | 11 | 13 |
上のような結果になります。(4足分プラスだと13歩転がるということ)
例②:肩幅スタンス(基本)の振り幅で打つと3.8歩転がる場合。
基本 | 1足プラス | 2足プラス | 3足プラス | 4足プラス |
3.8(歩) | 5.3 | 6.8 | 8.3 | 10 |
上のような結果になります。
倍率を0.4ずつ増やす法則
転がる距離は、基本×倍率で出すことができます。
つまり、
・基本(5歩)×1.0=5歩転がる
倍率を0.4増やす↓↓
・基本(5歩)×1.4=7歩。これは1足プラスの時
倍率を0.4増やす↓↓
・基本(5歩)×1.8=9歩。これは2足プラスの時
倍率を0.4増やす↓↓
・基本(5歩)×2.2=11歩。これは3足プラスの時
倍率を0.4増やす↓↓
・基本(5歩)×2.6=13歩。これは4足プラスの時
永遠に倍率を0.4ずつ増やしていきます。
先ほどの表に当てはめると、
基本 | 1足プラス | 2足プラス | 3足プラス | 4足プラス |
1.0倍 | 1.4倍 | 1.8倍 | 2.2倍 | 2.6倍 |
倍率は、このような感じです。
基本の振り幅でスイングした時の転がる距離が3.3歩なら↓↓
基本 | 1足分 | 2足分 | 3足分 | 4足分 |
3.3 | 4.6 | 5.9 | 7.2 | 8.5 |
基本の振り幅でスイングした時の転がる距離が4.4歩なら↓↓
基本 | 1足分 | 2足分 | 3足分 | 4足分 |
4.4 | 6.1 | 7.9 | 9.6 | 11.5 |
このように、倍率を基に、転がる距離を計算できます。
計算できたら、下の表に当てはめていきます。

枠内の丸で囲ってある数字は、シューズのプラス〇足分を表しています。
基本距離が3.3歩なら

ざっとこんな感じ。小数点以下は省いたり、四捨五入したりして分かりやすくするといいでしょう。
基本距離が4.4歩なら、

といった感じです。
このような表をたくさん作ります。

実際には、14パターンくらい作りました。
練習グリーンで転がしてみる
ラウンド前の練習グリーンでパター練習しますよね。
そのときに、プラス4足分の振り幅で転がします。
下の表の、

ピンクで色付けしてある枠が、振り幅をプラス4足分した時の転がる距離です。
なぜ、4足分か?
それは、細かく計測しやすいからです。短い距離より、長い距離を打った方が、より正確に計測できます。
プラス4足分で打った時の転がる距離を、2.6で割れば、基本の振り幅で打った時の距離が求められる
上の表の場合、『11.5÷2.6=4.42』。つまり、基本の距離は約4.4といった感じです。
グリーン上の平らな所で打つ
グリーン上の平らな所を探して3球打って、反対からも3球打ちます。
転がった距離の平均値を0.5歩単位で出します。
そして、あらかじめ、プラス4足分の転がる距離が、8歩~14.5歩の計14パターンの表を用意しておきます。
※もう少し続きます。もうしばらくお付き合いください。
グリーンのスピードと合う表を用意する
練習グリーンで、プラス4足分の振り幅で転がる距離が分かれば、それと一致する表を取り出して、クリアケースの先頭に入れます。

ポケットに入る大きさだと便利です。パッティング時に取り出して確認する流れです。
カップまで歩測して、表を見る
カップまで歩測します。
上りのパットならプラス何歩、下りのパットならマイナス何歩というように、調整を加えます。
そして、残りの距離が分かれば、歩数表を見ながら、プラス何足分で打てばいいのかを考えて、その通りにストロークするだけです。
これで、距離感が合います。
さいごに
ボールの位置は身体の中心です。
それでは、まとめます。
- 振り幅は、シューズの横幅分ずつ増やしていく
- バックスイングとフォローのスピードを一定に保ってストロークする
- 振り幅に対して転がる距離は、計算で出せる
- プラス4足分で転がる距離を8歩~14.5歩(0.5歩刻み)で14パターンの表を作る
- グリーンのスピードに合う表を参照しながら、パッティングする
ここまで読んで頂きありがとうございます。
理解しにくいかもしれません。より分かりやすくするために、また加筆修正を行うかもしれません。ご容赦ください。
ということで、スイングの振り幅で距離感を出す方法でした。
振り幅のことばかりで頭いっぱいで、方向性が疎かになっては困りますので、対策としてボールにラインを引く方法も紹介しています。
⇒【方向性アップ!ボールにラインを引いてみよう!】
以上にします。もっぴーでした。