知識

【2019年、ゴルフ規則改正により、新ルールが採用されます】

ルール

どうも、もっぴー(@toratuba51)です。

 

【2019年】からゴルフは、新ルールが施行されます。

一体、何がどう変わるのか?

これは、ゴルフをより快適にするために追求された結果であり、われわれゴルファーのためを思ってのルール改正です。

「大賛成だ」

今回は、一般ゴルファーに影響する大きな変更点についてお伝えします。

 

※プロの試合でのルール変更といった、細かい内容についてはJGAホームページに記載されているので、そちらを参考にしてください。

 

それでは、まとめましたので、ゆっくりご覧になってください。

ボールが動いたことによる罰が、免除になる

ゴルフボール
無意識にボールに当たり、ボールが動く。

たとえば
  • ボール捜索中に自分のボールを蹴ってしまう
  • パターのとき、偶然にもヘッドがボールに当たり、ボールが動く
  • ボールをマークする、拾う、置くときにボールを動かしてしまう

不注意にボールを動かしてしまうのは誰にもあること。従来では1打罰でしたので、気を使わなければなりませんでした。

新ルールでは、無罰です。

 

ボールが○○に当たってしまう罰が、免除になる

キャディーバッグ自分の打ったボールが、何かに当たる。

たとえば
  • 自分に当たる
  • 自分のキャディや用具に当たる
  • 自分が打ったクラブに当たる(2度打ち)

バンカーから打ったボールが、バンカーのアゴに当たり、跳ね返って自分に当たる。

とか、グリーン周りでフワリと浮かせたボールが、再びクラブに当たる2度打ち。

このように、狙ってもできないことが、従来では1打罰でした。

新ルールでは、無罰です。

 

プレーがより快適になる

ドライバープレーしずらいといった、ゴルファーに対して厳しかったルールが緩和されます。

ハザードエリア内でもソールOK

ハザードエリア内、いわゆる赤杭や黄杭の中で打つとき、クラブを地面に接地してはダメでした。(ソールNG

また、石ころ・葉っぱ・木の枝・動物の糞・虫類など自然物を動かすことが禁止。バンカー内でも自然物を動かすことも禁止でした。

新ルールでは、自然物を動かしても、ソールしてもOKです。

いーぐる
いーぐる
バンカー内の自然物を動かすときに、手がバンカーに触れてもいいのか?
もっぴー
もっぴー
手やクラブでバンカーに触れても無罰だよ。でも、バンカー内でソールして打つのは、今まで通り禁止なんだ。

 

バンカーで2打罰で、外に出すことができる

バンカー内にボールがあるとき、2打罰を加えれば、ボールとカップを結ぶ線上で、バンカーの後方の外側にドロップすることが可能になりました。

※ドロップはカップに近づかない1クラブレングス以内とします。

これは、ボールがバンカーに突き刺さったりして、1回では出ないと判断したときに選択すると良いかもしれません。また、バンカーが苦手な人には助かります。

 

救済時にボールを取り換えることができる

例えば、ボールがカート道上にあれば、救済のためボールを拾います。そのとき、ボールを新しいものと交換できます。

これは、カート道を跳ねた衝撃などで、ボールが損傷したときに助かります。

『罰がある救済』・『罰がない救済』どちらも、ボールを取り換えることが可能。

 

グリーンの損傷箇所を直せる

あるば姉さん
あるば姉さん
今までは、ピッチマーク(ボールが落下した原因でできる傷跡)しか直せなかったわ。
もっぴー
もっぴー
2019年から『人・動物・乗り物』などで作られたものも直せるんだ。

従来、直せなかった、スパイクマークが、直せます。

また、『古いホールの埋めあと』も直せますが、エアレーションは直せません。

 

グリーン上のプレー線に触れてもよい

自分のパッティングラインに触れたり踏んだりすると罰が課せられました。虫などを追い払うときも触れてはダメでした。

嬉しいことに、これが無罰に。

ただし、グリーンを改善するという行為は罰が課せられます。

 

再ティーアップOK

テーショットのとき、チョロした場合、ボールがティーイングエリア内に残れば無罰で再ティーアップして打ち直し可能です。

 

プレーファーストになる

時間
スロープレーなどで、ゴルフのプレー時間が長くなると疲労の原因に。ゴルフでは待つ時間が多いので、少しでも解消する規則になります。

 

準備ができた人から打ってもOK

打つ順番は、カップから遠い順に打つという、従来の考えを一変。

安全が確認できれば、ボールの位置に関係なく、準備ができた人からプレーすることが推奨されます。(レディーゴルフ

なお、ティーショットは従来通り、前のホールのスコアが良い順に打ちます。

補足として、打つ番が来たら、40秒以内にプレーが推奨。

 

ボールを探す時間が5分から3分に短縮される

プレー時間短縮です。仲間うちでラウンドのときは、正確に時間を計ることはないにしても、競技の場合は注意が必要。

時間超過するとロストボール扱い

ラフや林の中に打ち込んでしまったとき、きちんと場所を見ておく。といっても、いくら探しても見つからないときありますが(汗)

ボールを探しを手伝うのが礼儀作法です。

 

ドロップの方法が変わる

ドロップは肩の高さから、ひざの高さに変更

低い位置からドロップすることで、救済エリアの中にボールを止めやすくなり、再ドロップの処置が減り、プレー時間短縮になります。

以前は、ボールが転がって2クラブレングス以上離れたら再ドロップでしたが、新ルールでは、救済エリア内からボールが転がって出た場合、再ドロップです。

ドロップは2回まで。それ以降は2回目のドロップでボールが落ちた地点に、ボールをプレース(置く)。

※間違えて肩の高さからドロップすると、1打罰になりま、、、ちょっと待った。やり直せば罰になりません。

ただし、やり直さずにプレーすると1打罰。救済エリア外でのプレーは2打罰です。

 

ピンを立てまま、パッティングができる

カップが見えないとき、同伴者にピンを持ってくれるように頼んでいました。

その間、その同伴者はパターの準備ができないため、プレー効率が悪くなります。

新ルールでは、ピンを挿したままパッティング可能なので、同伴者の協力がいりません。これにより、プレー時間が短縮。

もっぴー
もっぴー
ピンを挿したまま、ショートパットすることも可能だね。

カップとピンの間にボールが挟まった場合、ボールが地面の高さより少しでも沈んでいれば、カップインとみなします。

ピンを振るなどして、ボールをカップに沈め切る必要がなくなります。

マーカーの承認が不要になる

ストップマーカーとは同伴者の中で、自分の救済措置やスコアをチェックする人のことです。

救済のときに、マーカーに告げる必要がなくなる

これまで救済措置のときに、マーカーに立ち会ってもらい、自分の行為を告げながら確認してもらう必要がありました。

マーカーの時間が奪われ、プレー効率が悪くなる原因でしたが、新ルールではマーカーへの宣告が不要になります。

自己判断で救済措置します

もっぴー
もっぴー
誰も見ていないとき、不正ができるのでは?プレーヤーの誠実さが問われるね。

ゴルフは紳士のスポーツゴルフの原則を尊重したルール変更です。手間だった行為が省かれ、ゲーム進行が早まります。

ただし、暫定球を打つ時は、今まで通り「暫定球打ちます」と宣告します。

 

距離計測器の使用が認められる

計測器出典:Bushnell公式サイト

ローカルルールで使用を禁止されている場合を除き、使用が可能になります。

公式競技の場合は、高低差風向き機能の使用はNG

計測器の種類もさまざま。ワンタッチで高低差機能ON/OFFの切り替えができるものもあれば、切り替えができないものも存在します。

競技に参加する人は、購入の際に注意して選びましょう。

 

計測器を使えば、正確な距離を瞬時に割り出せるため、ミスジャッジの心配がいりません。また、プレー時間の短縮にもなります。

便利なので、積極的に活用したいですね。オススメの計測器を紹介していますので、あわせて読んでみてください。

>>新ルール対応、距離計測器を購入。選び方とオススメを紹介

レーザー計測器
ゴルフ競技対応、レーザー距離計を購入【比較とおすすめを紹介】【2019年】ルール改正により、距離計測器の使用が解禁されました。 それも後押しとなり、競技対応のレーザー距離計を購入しました。 ...

 

コース内の呼び名が変わります

ゴルフ場
パッティンググリーン
バンカーの呼び名は今まで通りです。

変更前 変更後
ティーインググラウンド ティーイングエリア
スルーザグリーン ジェネラルエリア
ウォーターハザード ペナルティエリア

※ジェネラルとは『一般的』という意味。

ジェネラルエリアとは、

  1. パッティンググリーン
  2. バンカー
  3. ペナルティエリア
  4. ティーイングエイア

この4エリアを除く、すべてのエリアのことです。〇〇エリアと統一されて、わかりやすくなりました。

 

地面にボールが食い込んだ場合

埋まるボールがジェネラルエリアに食い込んでいる場合、無罰で救済を受けることが可能。

ジェネラルエリアは、ラフも含まれます。ラフでの救済も可能なのです。
(従来は、ラフでの救済はダメでした)

元のボールがあった場所から1クラブレングス以内にドロップします。

 

救済エリアで使用されるクラブが制限される

規則で『1クラブレングス内にドロップする』などのときに使用するクラブに、決まりはありませんでした。

しかし、今回から『プレーヤーのバッグの中にあるパター以外の、最も長いクラブ』を使用します。

救済措置でドロップするときに、救済エリア内で止まるかどうかの測定において、パターを除くいちばん長いクラブを基準にしなければいけない、ということです。

 

ロストボールやOBについて

ボールが紛失したり、OBだった場合、2打罰を加えれば『ボールがなくなった付近、または、ボールが出た付近』からドロップしてプレー可能です。

※プロの試合や競技では適用されません。アマチュアがプレーするローカルルールとして適用されます。

暫定球を打たずに、ボール地点に行くと、OBだった!ってことありますよね。

前に打った地点から『打ち直し』なので、急いでカートを走らせ戻る。後ろの組を待たせて迷惑かけるし、何より恥ずかしい。

「ムダな時間だった」

それが改善されて、出た付近から打てます。OBかな?といった余計な心配がなくなり、プレーに集中できます。

 

【2019年】ゴルフ、新ルールのまとめ

変更ゴルフってどうしても、繊細さが求められ、ストレスをためることがあります。
真剣にやるほど、神経をすり減らし、疲労困憊なんてことも。

他のスポーツのように自由に体を動かし、ガッツポーズをし、ストレス発散♪なんてことは珍しく、ゴルフって、動きを制限されることが多い。

だからこそ、もっとより快適にストレスフリーにプレーできれば、ゴルフはさらに面白くなると思うのです。

 

今後、解消したいこと、

  • ルールが分かりずらい
  • プレー費が高い
  • 道具が多い
  • 時間がかかる

上記の4つが解消できれば、ゴルフに興味を持つ人が増え、人口増加になると思うのです。

もっぴー
もっぴー
ゴルフをもっと身近に感じ、『やさしいゴルフ』であって欲しいね。

 

個人的に、ピンを挿したままパッティング可能なのと、距離計測器が面白いです。

ピンを挿したままの方が、カップインの確率が高くなるとの情報があります。
(意見が分かれるでしょうが)

 

また、レーザー距離計を積極的に使っていけるので、今後は、使用者が増えていくと思います。

レーザー距離計について、レビュー記事を公開していますので、参考にしてみてください。
【ブッシュネル、ピンシーカープロX2ジョルトを使用してみた】

 

 

今後も、ゴルフが盛り上がってくれることを願います。

 

以上、もっぴーでした。