調子良くラウンドしていたのに、突然のOB!?
まさに晴天のヘキレキ。
「プレッシャーに弱いな」「練習が足らないな」と、自分を責めるばかり。
しかし、
自分のミスではなく、コースの罠やクセによることも考えられます。
「ミスの原因はさまざま」
今回は、思わぬミスに隠された、原因と対策を考えてみました。
コース攻略に役立ててもらえれば幸いです。
ミスの傾向をメモする
ゴルフをしながらメモるのって、意外と手間なんですよね。
「そんな余裕はない」
「メモしても、メモしたことを忘れてしまう」
と、否定的に考えてしまいがち。
しかし、「このひと手間を惜しまかったら、OBを防げた」と思うとどうですか?
メモに目を通すだけで、2打罰を防げるかもしれないのです。
いかなる時代も、勝負は情報戦
実力に差がない勝負では、データがモノをいいます。
中国の兵法に素晴らしいことが書かれているので、自分なりに訳してみます。
・相手を知り、自分を知れば、百戦負けなし。
・相手を知らず、自分を知れば、一勝一敗する。
・相手を知らず、自分も知らずでは、戦うごとに必ず敗れる。
これは情報量に比例して、勝率がアップするという考え方です。
ここでは、『相手=ゴルフ場』とします。
ゴルフ場を知るというのは、コースの特性を理解することです。
たとえば、
- 右・左に飛びやすい
- ショート・オーバーしやすい
- 上り・下りに見える
上記の3つを知っておくこと。
目の錯覚などにより、目から入る情報に惑わされ、カンタンだまされます。
ラウンドを重ねて、これらの傾向を頭に入れておくことが、『相手を知る』ことになります。
また、
- どんな時に調子が良い・悪いのか
- どういう場面でミスする傾向なのか
上記を知っておくこと。
調子が良いときは、何を意識して、何を考えていたのか。また、ミスをしやすいのはどういった状況のときか。
自分のバイオリズムやクセを理解することが『自分を知る』ことになります。
ゴルフ場を知り、自分を知る
これができれば、大きなミスを回避でき、スコアアップに貢献できます。
それには、まずメモを取ることからスタートです。
上達にはメモ、メモ、メモ。
少しでも気になることは、何でもメモしておきましょう。そうやって一つずつデータを蓄積していきます。
ゴルフ場には罠がたくさんある
ティーイングエリアがフェアウェイの方を向いていなかったり、ボールが行きやすい所にバンカーが待ち受けていたり、
目の錯覚で距離感を狂わせてみたりと、コース設計者はあらゆる罠をしかけてプレーヤーに試練を与えています。
大自然の中に、緻密に計算した人の手が加わる、奥深いスポーツです。
罠にハマるとメモを取る。そうすることで、今後のラウンドに役立ちます。
回数をこなすと、ミスの傾向が分かる
ゴルフ場のメンバーになり、月例杯に出ていると毎月同じコースを回ります。
すると、ミスの傾向に気づくようになります。
調子の良し悪しに関係ない
いくら調子が良くても、「なんで?」といったことが起こります。
とあるホールのティーショットで、打ち出し方向が極端に左にズレる
気をつけながら暫定球を打っても、また同じ方向に飛びます。
毎回ではないですが、かなりの確率です。
原因はアドレスの向きかなと思い、練習ラウンドで、同伴者にアドレスの向きを見てもらったことがあります。
そのとき、少し左を向いていたので、修正をしてもらったのですが、それでも左へ飛びました。
「なんで~~」
「ティーショットが構えにくい」わけではありません。これは、自分のクセなのでしょうか。
「このホールでは、左に飛ぶクセがある」とメモり、次回に活かします。
ミスの対処の仕方
「そうなるものだ」と潔く諦めます。
「そうなる」のだから、狙う場所を変えるだけです。左へ飛ぶのなら、狙い所を右にします。
右サイドを狙って打ち、狙いより左に飛んでいく。フェアウェイに残ればラッキー。OBにならなければ御の字とします。
ショートしやすいホールなら、大きめの番手で打ちます。
クセを認め、クセを活かして攻める
難しく考えず、シンプルがいちばんです。
スコアアップの方法
ひたすら同じコースを回ってください。
僕の自己ベストのコースは、月例杯で使用するコースです。かれこれ80ラウンドは回っています。
パターのラインや傾斜も次第に分かってきて、大きなミスはなくなります。
他にも、縦距離が合わない問題にも対応できるようになります。縦距離は、レーザー計測器で測定するのが有効です。
ゴルフ場の既存のヤード表示は、たまに間違っていることがあります。(高性能のレーザー計測器を使って確認)
高低差に関しては、レーザー計測器に付いている、高低差機能をバンバン使います。
注意として、高低差機能は競技では使えません。なので、練習ラウンドで高低差を測定して、あらかじめメモしておけばOKです。
距離計測器は欠かせないアイテムです。よかったら、別記事で紹介していますので、あわせて読んで見てください。
>>ブッシュネル、ピンシーカープロX2ジョルトを使用してみた

メモを取りながら、何度もラウンドしていくと、徐々に結果につながります。データは、スコアに直結していることが分かります。
さいごに
ミスすることは仕方ありません。
「落ち込んではダメ~」
肝心なのは、ミスの傾向を知ることです。
かなりの頻度で同じようなミスが出る場合は、コースの罠に掛かっているかもしれません。
それを素直に認めて、ムリなく回避できるように攻略しましょう。
ミスをなくすというより、ミスをしても大丈夫な所に打つ。ミスしても安全な攻め方をすることが大切です。
ゴルフはミスをするスポーツ。大げさかもしれませんが、ミス前提に攻めることも時には必要です。
それには、メモを取ること。
コース攻略に大切なのはデータです。ベストスコア更新に必要なのもデータです。
- ミスの傾向をメモする
- ゴルフ場を知り、自分を知る
- クセに逆らわずに攻める
- 縦距離の罠を避けるために、計測器を活用
- コースの全体像が分かるまで、ひたすら挑む
コツコツとメモしてきた自分だけのデータをもとに、スコアアップを狙いましょう。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
以上、もっぴーでした。