スイング

ゴルフの低い球の打ち方【パンチショットやライン出し】

パンチショット

どうも、もっぴーです。

風が強い日や、目の前に木があるときなど、低い球を打ちたい場面ってありますよね。

 

この記事を読んで頂くと、

  • 低い球の打ち方

上記が分かります。

 

風の吹き荒れるリンクスコースのメンバーだったので、低い球を実践してきました。
そのときに身に付けた技術を基に書いています。

 

『パンチショット』や『ライン出し』とも言われる、高さを少し抑えたショットです。

 

※特徴は、弾道が低くて風に負けない強い球。それでいて、左右への曲がりが少ないことです。

 

ここぞの場面で重宝するショットですので、参考にしてみてください。

 

低い球の打ち方

結論からいいます。

 

クラブロフトを立てて、ターゲット方向に体重をかけたまま、フォローを低く出します。
【注意点】振り切らないことです。

 

上記が、低い球の打ち方です。

 

ウェッジのコントロールショットと似ています。
参考記事⇒【ウェッジ編】コントロールショットの打ち方【スピンのかけ方も】

 

【注意】ドライバーは対象外。
ドライバーはアッパーブローで打っているからです。

 

この打ち方のコツを、もう少し詳しく解説します。

 

グリップを短く握る

ウェッジからロングアイアン、スプーンまで指2~3本短く握ります。

理由は、インパクトの安定です。

 

短く持つと、ライ角やトータルバランスが変わるので、良くないという意見がありますが、

「僕は気にしない」

ショットが大きく崩れるような問題が起きていないからです。

 

短く持つと、飛距離が10ヤードくらい落ちる認識です。

 

ボール位置はやや後方寄り

通常のボール位置からボール1個分後方にズラします。

「2個分だとズラしすぎ」

 

理由は、ロフトが立った状態で当たり、弾道が低くなるからです。

 

フェース面は円弧の軌道で動くため、ボールが後方にあるとフェースが開いた状態でインパクトしやすくなります。

なので、フェースは少し被せ気味です。(ほんの少し)

 

重心はターゲット方向寄り

ターゲット側の足に体重をかけたまま、体重移動せずに打ちます。

 

ターゲット側に60%乗せる感覚です。
70%だと、ミスが多くなる印象です。

 

あわせて、身体の前傾角度など、軸を動かさないように気を配ります。

 

もっぴー
もっぴー
軸を意識するだけで、安定感が増すよ。

 

6割体重をかけたまま、軸のキープを意識するのがポイントです。

 

フォローは低く抑える

バックスイングは通常通りで、フォローは腰の高さで止めるイメージです。

 

もっぴー
もっぴー
振り切っちゃダメ。振り切ると、左右に曲がるリスクが大きくなる気がするんだ。

 

理屈はよく分からないのですが、フォローを抑えると、左右の曲がりも抑えられる気がします。

 

まとめると、

  • クラブを短く持つ
  • ボール1個分後方に置く
  • ターゲット側に6割体重
  • 軸のキープを意識
  • フォローを低く抑える

上記が、低い球を打つポイントです。

 

飛距離の計算

飛距離
飛距離は、振り幅で計算します。

 

たとえば、

バックスイングを、左腕が地面と平行の高さで止めて、フォローでは、右腕が地面と平行の高さで止める。

いわゆる『腰から腰まで』の打ち方、ハーフスイングです。

 

僕の場合、ハーフスイングで56度のウェッジで打つと、60ヤード飛びます。

 

そして、番手を上げるごとに10ヤードずつ飛距離が伸びます。(下表)

クラブ 飛距離(y)
56度 60
52度 70
48度 80
PW 90
9I 100
8I 110
7I 120
6I 130
5I 140
4I 150
UT(19度) 160
3W(15度) 170

※ランを含まない、キャリーのみの距離です。

ざっくり、こんな感じです。

 

これに加えて『肩から肩』、『腰から肩』のスイングなど、振り幅を変えて飛距離を調整します。

 

低い球で距離を合わすのは、やや難しい

ウェッジなら大丈夫ですが、ミドルアイアンくらいまでなると難しくなります。

 

・ランの計算
・高低差の影響を受けやすい

上記の2つがあるためです。

 

キャリーの距離もざっくりなので、あとはコースで試して把握していくしかありません。

 

レーザー距離計を使って、正確な残り距離の情報を基にして、把握するやり方がオススメです。
参考記事⇒【ブッシュネル、ピンシーカープロX2ジョルトを使用してみた】

 

低い球の打ち方のメリット

メリット
メリットは、

  • ミート率が安定する
  • ライが悪い状況に強い
  • 傾斜地の状況に強い

上記の感じです。

 

軸をキープしてコンパクトに打つため、傾斜地などの、軸がブレやすい場面でこそ力を発揮します。

それでいて、高いミート率なので、

  • ディボットの中
  • 深いラフ
  • フェアウェイバンカー

など、芯に当てなければ大きなミスになる場面でも力を発揮します。

 

あるば姉さん
あるば姉さん
飛距離は落ちるけど、高い安定感が魅力よね。

 

さいごに

ゴルフ場

まとめます。

低い球の打ち方
  • ボール位置は、やや後方寄り
  • グリップを短く持つ
  • フェースを被せ気味にする
  • ターゲット側に6割体重のまま打つ
  • 軸のキープを意識する
  • フォローを低く抑えて止める

 

この打ち方を身につけておくと、かなり武器になると思います。

使える場面は、

  • 木の下をくぐらせたい
  • 強風のとき
  • 狙い所が狭くて、曲がりを抑えたいとき
  • 強い傾斜地で、立ちにくいとき

けっこう幅広いです。

フルショットのみでは難しいので、その場その場でスイングしやすい工夫が必要です。

 

強風の中で打つとき

風が強いと、タイミングが速くなったり、筋肉に力が入りやすくなります。

「これがミスの原因」

 

意識して、腕の力を抜いて打てれば最高です。
力を入れる所は、体幹です。

 

末端である手や腕はリラックスして、ムチのようにしならせて打てれば文句なしですね。

 

ということで、低いショットは重宝するので、参考にしてみてください。

 

以上、もっぴーでした。