どうも、もっぴーです。
パッティング、上手くなりたいですよね~。
- パターさえ良ければ、90切れたのに
- あのパットが入ってたら気分が違ったのに
と、パターでの悔しい経験は山ほどあると思います。
また、
- 緊張して思うように打てない
- パッティングにいつも違和感がある
といった、イップスだと認めたくないが、イップスだと自覚している人もいると思います。
そんな人に向けて、僕が経験した中で、「コレだ!」と手応えを感じたパッティング理論を、
- 『道具編』
- 『ストローク編』
の2つに分けて紹介します。
『道具編』では、パッティング理論とパターの選び方について詳しく紹介しています。
この記事は、ストローク編です。
タイトルに申ジエ選手の名前をのせていますが、彼女のパッティング技術は世界最高峰です。
「お手本になる」
彼女のパッティングスタイルを参考にして、効果を感じた打ち方をシェアします。
パッティング技術の向上や、苦手克服に向けて、なにかキッカケを見つけていただければ幸いです。
パッティングストロークについて
申ジエ選手のパッティングがお手本です。
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彼女は、ゆったりとコンパクトなバックスイングに、長めのフォローが特徴です。
バックスイングについて
バックスイングを軽視している人が、意外と多いのではないでしょうか。
みんな決まって、大きすぎるか、テンポが速い。また、引く方向ばかり気にしています。
申ジエ選手のように、
バックスイングは、ゆっくり動かす
バックスイングの方向ではなく『速さ』に気をつけてみてください。
何でもそうだけど、狙いを定めるときってゆっくり慎重にやりますよね。
それと同じ。ゆっくり引けば真芯にも当たりやすくなります。
そのために、重たいヘッドを使います。ヘッドが軽ければ、スッと安易に動かしてしまいやすいからです。
フォロースルーについて
フォローは大きく強めにして、インパクトが緩むのを防ぎます。
また、狙った方向に大きく出すと、方向性がアップするので、フォローの出す『方向』に気をつけます。
パターのフェース面で、ボールを押してカップインさせる
打つのではなく、押します。これは、申ジエ選手も取り入れている練習法です。
ボールを10センチ間隔くらいに5~6個並べて、カップに近い順から押してカップインさせます。
カップイン時のフォローの向きが正しい
この練習を、何十回、何百回、何ぜn…と繰り返して、身体に覚え込ませます。
正しいフォローでストロークできると、方向性が良くなります。
ゆったりとしたテンポのバックスイングから、大きく正しい方向にフォローを取る。
これが、ストロークの基本です。
パッティングアドレスについて
申ジエ選手は、ボールに近づいて構えます。
ボールとシューズの先端までの距離は、だいたいヘッド一個分ですね。
この構え方は2つのメリットがあります。
- 真芯にヒットさせやすい
- 目の錯覚を減らせる
真芯にヒットさせやすいのは、遠くより近くのボールの方が見やすいからです。
見やすければインパクトもしやすくなるので、当然ミート率が上がります。
また、ボールと目の距離が近いほど、目の錯覚が起こりにくくなります。
目の錯覚は、フェース面の向きや、打ち出し方向を狂わす要因です。
ビリヤードのように、ボールを真後ろから見てインパクトすれば、打ち出し方向が狂うことはないのですが、
ゴルフはボールを真横から見るので、錯覚が生じて打ち出し方向が狂いやすいのです。
ボールとの距離が遠くなるほど、その傾向が強くなります。
あとは、スタンス幅は狭くして、コンパクトなストロークを心掛けます。
ボールは利き目の真下
ボールを利き目の真下に置くと、目の錯覚が起こりにくくなります。
『利き腕=利き目』ではありません。
- 部屋の柱でも何でもいいので、目標物を一つ決める
- 目標物に向かって、指をさす
- その状態で、左右交互に目をつむると、差した指が左右に動いて見える
- 左目と右目どちらで見たとき、目標物に指をさせているか?
- 指をさせている方の目が、利き目です
人は無意識に、利き目で目標物に焦点を合わせています。
なので、
利き目の真下に目標物(ボール)がくれば、いちばん見やすい状態だと言えます。
「正しく見える」
利き目からボールを真下に落とした所が、ベスポジです。
パターグリップの握り方
軽くハンドアップに構えて、ヘッドのヒール(かかと側)が少し浮くかな?くらいのイメージで握ります。
これは、手首をロックさせる効果があります。
握り方は逆オーバーラッピング。利き手の小指を、もう片方の人差し指で軽く抑える方法です。
さらに、利き手の人差し指を伸ばして、グリップの側面に沿わせます。

一見、素人のような握り方ですが、
手首がロックされて、パンチが入るのを防ぐ効果があります。
「大きなメリット」
これは試す価値アリですよ!
人差し指を伸ばすだけなので、カンタンに試せてお得です。
さいごに
ストロークのお手本は、申ジエ選手。握り方のお手本は、ケプカ選手や原えりかプロ。
- ボールに近づき、ハンドアップ気味に手首をロックして構える
- 握り方は逆オーバーラッピングで、利き手の人差し指を伸ばす
- ボールは利き目の真下
- スタンス幅は小さめ
- ゆっくりバックスイング、正しい方向に大きくフォロー
腕が思うように動かないのであれば、振り幅を小さくしてパッティングします。
特に、バックスイングはゆったりとコンパクトにします。
アマチュア仕様のグリーンは重たいことが多いので、コンパクトな振り幅でもよく転がるパターでなければなりません。
このパッティングスタイルに適した『よく転がるパター』は、以下の記事で紹介しています。

イップス克服の独自の『パッティング理論』と『道具の選び方』や、
センターシャフトが良い理由など(申ジエ選手もセンターシャフト)詳しく説明しています。
あわせて読んでいただくと、より理解が深まります。
LPGAツアー2018年度、申ジエ選手の平均パット数は4位で実績十分です。
スイングは難しいですが、パッティングならプロのように打つことが可能ではないでしょうか?
その人になった気で打つと、新しい発見があるかもしれませんよ。
ということで、ストローク編でした。ここまで読んでいただき、感謝いたします。
もっぴーでした。