スイング

バンカーショットの距離感の出し方【打ち分け方を実例で紹介】

バンカーの距離感
いーぐる
いーぐる
ところで、バンカーからはどうやって距離感を出すんだ?

 

といった疑問に答えます。

 

この記事の内容は、

  • バンカーショットの距離感の出し方
  • バンカーショットのコツ

上記の2つです。

 

実践中の打ち方を、実例を用いて紹介します。

 

全ての情報が当てはまるとは限りませんので、参考程度にしてみてください。

バンカーショットの距離感の出し方

まず始めに、バンカーショットの打ち方について。

これは、【基本編】【応用編】で紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。

 

※バンカーショットは、サンドウェッジを使い、フェースを開いて打つのが基本です。

それを踏まえて、距離感の解説をしていきます。

 

砂の抵抗で飛距離は3分の1になる

フェースを開く上に、砂の抵抗があるので、フェアウェイから打つときと比べて3分の1しか飛びません。

3分の1というのは、大まかな目安です。この考えをベースに、距離を打ち分けていきます。

 

距離の打ち分け方法は、

  • スイングの振り幅

これを基本とします。

 

そして残りは、

  • フェースの開き具合
  • クラブの番手
  • 砂を取る量

上記の、3つで微調整を行います。

 

基本:スイングの振り幅で打ち分ける

たとえば、

  • 腰から腰
  • 腰から肩
  • 肩から肩

といった感じ。

これだけで3種類の打ち分けが出来ます。

 

応用を利かせて、

  • 腰からフィニッシュ
  • 肩からフィニッシュ
  • フルスイング

といった感じ。

これで6通りの打ち分けが出来ますよね。このように、振り幅で距離をコントロールします。

 

なんだ、これだけ?と思うかもしれませんが、これでOK。6通りもあれば十分です。

あとは、微調整を加えて、細かい距離を打ち分けていけば良いからです。

 

ちなみに、フェアウェイから打つ時の3分の1しか飛びません。

 

なので、この振り幅で何ヤード飛ぶということを、あらかじめ知っておく必要があります。

 

振り幅で距離を打ち分ける方法については、別記事で少しだけ公開しています。
【ベタピンを狙う100ヤード以内のショット。ウェッジの打ち方】

 

微調整その①:フェースの開き具合

フェースを開くほど、飛距離は落ちます。

ボールが高く上がって、ランが抑えられるからです。

 

「腰から腰までのスイングだと飛びすぎるかも」と思ったら、フェースをいつも以上に開けばOKです。

個人的には、この方法が一番やりやすいです。振り幅とフェースの調整だけで、大体のバンカーは攻略できます。

 

方法③:クラブの番手を変える

番手を一つ上げると、ロフトが立つのでランが出ます。

サンドウェッジのフルスイングで届かない場合は、番手を上げて、ランを使って届かせようという考えです。

 

しかし、番手を変えると、バウンス角も変わってしまうので、やや難易度が上がります。

番手は上げても一つまでとしています。

 

方法④:砂を取る量で打ち分ける

厚く取れば距離が抑えられ、薄く取れば距離が伸びます。

 

基本は、ボール1個分後ろを狙います。この他に、2個分後ろだったり、ボール手前に入れたりと調整します。

 

この方法は、クラブを操るテクニックが要求されます。個人的には難しいと感じるので、おすすめはしません。

 

距離の打ち分け方【実例を紹介】

バンカーレッスン
打ち分け方を5yごとに紹介します。

 

5yの場合

腰から腰のスイングで50y飛びます。

「50yの3分の1=16y」です。フェースを思い切り開いて距離を落とし、さらに、ボールの2個分後ろを狙って打ちます。

 

10yの場合

腰から腰のスイングで50y。

「50yの3分の1=16y」です。これだと飛びすぎるので、フェースを思いっきり開いて打ちます。

 

15yの場合

腰から腰のスイングで16y。これでOKです。

 

20yの場合

腰から肩のスイングで60y飛びます。

「60yの3分の1=20y」なので、これでOKです。

 

25yの場合

肩から肩のスイングで70y飛びます。

「70yの3分の1=23y」なので、これでOKです。

 

30yの場合

サンドウェッジのフルスイングで80y飛びます。

「80yの3分の1=26y」なので、これでOKです。

 

35y以上の場合

番手を一つ上げて、アプローチウェッジのフルスイングで90y飛びます。

「90yの3分の1=30y」なので、ランが伸びる計算も入れて、これでOKです。

 

50y以上の場合

ボールを直接打ちます。バンカーショットのように砂を爆発させるショットではありません。

芝の上から打つのと同じように打ちます。

 

もっぴー
もっぴー
ざっくりこんな感じ。振り幅に関しては、『腰から腰』『腰から肩』『肩から肩』『フル』の4種類だけだよ。
あるば姉さん
あるば姉さん
あらかじめ、基準を作っておくことが大切なのよね。

 

ホームラン対策【意識する点などのコツ】

アイデア
バンカーショットのコツです。

  1. ビビらないこと
  2. 軸をぶらさないこと
  3. 少し押し込むイメージ

上記の3つです。

 

コツ①:ビビらないこと

飛びすぎたらどうしようと考えないことです。

一瞬でもそのことが頭をよぎると、インパクトが緩んでミスが出るからです。

 

バンカーではメンタルがけっこう大切。一度でもホームランなどのミスが出ると嫌なイメージが残りますからね。

それでも、「もう次は出ない!」と確信すること。ビビらないことです。

 

インパクトで止めずに、きちんとフィニッシュの形まで持っていきましょう。

 

加速させるイメージで打つと良い。

 

思い切りよく振っても、けっきょく砂を打つのでそんなに飛びません。

勇気を持って振ることです。

 

コツ②:軸をぶらさないこと

兎にも角にも、軸に集中します。

  • 背中
  • ひざ

とりあえず、3か所です。

打つ前に足場を固めることも大切です。

 

軸をキープしたまま、体重移動を行わずに打ちます。

 

コツ③:少し押し込むイメージ

クラブヘッドを砂の中に押し込むイメージで振ります。

入りが浅くなると、トップやホームランの原因になるからです。

 

これは、コツ①のビビらないことと共通しています。

「押し込みすぎてクラブが抜けなかったらどうしよう」とビビってしまうと、インパクトが緩んでミスが出ます。

 

でも大丈夫です。クラブの底にあるバウンスと呼ばれる突起が、砂を弾いてくれるので、砂に埋もれることはありません。

クラブを信じて振ることです。

 

それでも、ホームランが怖かったら、ボール2個分くらい手前を打つことをオススメします。

砂を取る量が多くなるので、飛距離は落ちますが、ボールを直接打ってしまうリスクが減ります。

ミスが出なくなって、成功イメージが出来たら、徐々にインパクトをボール方向へ近づけるようにしてみてください。

 

さいごに

バンカー
まとめてみます。

この記事のまとめ
  1. 飛距離は3分の1が目安
  2. 基本は、クラブの振り幅でコントロール
  3. フェースの開閉や、番手、砂の取る量で微調整
  4. 軸をキープして体重移動しない
  5. ビビらずに、少し押し込むイメージで振る

距離感の出し方と、コツについてお伝えしました。

 

ベースとなる振り幅を何通りか決めて、あとはフェースの開閉で調整するだけ。
あまり小細工などせずに、シンプルに考えています。

 

※スイングの振り幅を決めていれば、スイングの迷いが消えるのでスムーズに振る抜くことができます。

あとは、砂の抵抗と、バウンス角を信じること。勇気を持って振れば問題ありません。

 

ということで、バンカーショットの距離感は以上です。

 

 

スイングの仕方・アドレス・ボール位置などは、バンカーショットの【基本編】で解説しています。
グリーン周りのバンカーショットの打ち方【基本編】

 

目玉・傾斜地・アゴの高いバンカー・柔らかい砂・硬い砂などの打ち方は、【応用編】で解説しています。
グリーン周りのバンカーショットの打ち方【目玉などの応用編】

 

バウンスについても書いています。参考にしてみてください。

 

 

バンカーが少しでも好きになることを願っています。

もっぴーでした。