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ドライバーのシャフトの選び方【5本試して分かりました】

シャフトの選び方
いーぐる
いーぐる
ドライバーのシャフトは、種類が多すぎる。どれが合うのか、分からない。
あるば姉さん
あるば姉さん
そうねえ、どうやって選んだのか知りたいわね。

 

といった疑問に答えます。

 

この記事の内容は、

  • ドライバーのシャフトの選び方
  • 使用中のシャフト紹介

この2つです。

 

5本試して、ようやく「これだ」というシャフトにたどり着いています。これまでの経験を基に書いています。

 

前半は、選ぶポイントを説明し、後半は僕の使ってるシャフトを紹介します。

参考にしてみてください。

 

ドライバーのシャフトの選び方【5本試した】

変化

選ぶときのポイントは、

  1. 硬いもの
  2. 重いもの
  3. 知名度は無視
  4. スパイン調整
  5. お店の機械は信用するな

上記の5つです。

順番に解説します。

 

ポイント①:硬いもの

硬いシャフトを選びます。

硬いと、『しなり』や『たわみ』が少なくなるからです。

 

「しなった方が飛ぶから良い」という意見があります。たしかに、しなれば反発が強くなり飛距離が出ます。

 

しかし、ドライバーで悩んでいる人が求めるのは飛距離でしょうか?

 

方向性重視。OBになりにくいドライバーを求めているはずです。

 

大きく『しなる』のはリスクと考える

 

しなる=リスク。たわむ=リスク。と考えるべきです。

 

たわんでいる状態は、フェース面がスクエアではありません。大きくたわめば、スクエアではない時間も長く続きます。

すると、インパクトのタイミングが少しでもズレると、スクエアをキープできずにボールを打ってしまいます。

 

反対に、『たわみにくい』ということは、スクエアをキープする時間が長くなります。

よって、タイミングの許容範囲が大きくなります。

よって、スクエアでインパクトしやすいため、方向性が良くなります。

 

このことから、『しなり』『たわみ』の少ない、硬いシャフトを選ぶのがポイントです。

 

ポイント②:重いもの

重いシャフトを選びます。

重い方が、スイング軌道が安定するからです。

 

軽いものを持つと、手で操作しやすくなるので、どうしても手ばかり使ってしまいます。

反対に、

重いものを持ては、手で操作しにくくなるので、身体を使うようになります。

 

身体の大きな筋肉を使った方が、スイングが安定します。

これは、僕のスイング理論【身体8割・腕2割】の記事で解説しています。
【ボディーターンとアームローテーション(手打ち)のスイング理論】

 

重ければ身体を使い、安定感が増すので、重いものを選ぶのがポイントです。

 

ポイント③:知名度は無視

「有名プロが使っている」「よく耳にするメーカー」といった理由で選ぶのはNGです。

全員にマッチするシャフトは存在しないからです。

 

ここで、失敗事例を1つ紹介。

以前、池田勇太プロが使っていたディアマナRというシャフトを使用していました。


「プロが使っているから良いシャフトだ。間違いない!」という理由で購入しました。

 

結果:今は使っていません。

という経験がります。

 

プロは、ミリ単位でシャフトに調整を加えています。また、プロの感覚と自分の感覚が同じなわけがありません。

 

自分に使いこなせるかどうかの判断は、世間の評価ではなく、きちんと自分の感覚で確かめる必要があります。

 

あまり認知されていないシャフトに、とっておきの1本があることだって考えられます。

 

ポイント④:スパイン調整

シャフトは、スパイン調整をした方がいいです。

スパイン調整とは、簡単にいうと、『たわむ方向を調整して、たわむ量を少なくする』ことです。

 

硬いシャフトを選び、さらにスパイン調整することにより、フェース面をスクエアにキープできる時間がより長くなります。

 

スパイン調整は、方向性を良くする上で欠かせないものです。スパイン調整の参考記事も公開しています。
【ドライバー上達には、シャフトのスパイン調整】

 

ポイント⑤:お店の機械は信用するな

お店で働いている人にとっては、聞き苦しくてすみません。

お店の機械でデータを計測すると、好結果になりやすいからです。

 

この結果に満足して、買っていく人がほとんどだと思います。

僕もそうでした。歴代のシャフトは全て、好結果でした。

 

しかし、練習やコースでは、思い通りの結果が出ませんでした。お店のデータをアテにしてはいけないことを学んだわけです。

 

とはいっても、外に持ち出して使用できませんよね。借りれる所もあるでしょうが、マレだと思います。

なので、

 

失敗して学ぶしかない

 

やはり、試行錯誤ということです。

1発で見つけるのは、強運の持ち主。

だいたい、みんな失敗します。僕も、4本失敗しました。

 

※自分に合わないシャフトに出会ったときは、どうしてダメなのかを考えて、次選ぶときの判断材料にしてみてください。

そうやって、シャフトを選んでいきます。

 

使っているシャフトを紹介します

それが、こちら。

『レジオフォーミュラMB TYPE75』

 

スペックは下記です。

  • 重量:81g
  • トルク:2.8
  • 硬さ:X
  • スパイン調整:あり
  • 長さ:45.25インチ

といった感じです。

 

ヘッドバランスを考慮して、シャフトは少しカットして短くしています。

※ちなみに、バランスはD3です。

 

ややオーバースペックです

一般的に言われている、参考の数値がありますよね。

 

たとえば、ヘッドスピードと硬さの関係。

  • 50以上は:X
  • 45は:S
  • 42は:SR
  • 40以下は:R

だいたい、こんな感じ。

 

僕は、ヘッドスピードが、44に届かないくらいです。

おそらく、お店で勧められるのは、SかSRくらい。間違ってもXはないと思います。

 

しかし、マッチしているシャフトの硬さはXです。

 

重量の基準もオーバーしている

たとえば、ヘッドスピードと重量の関係。

  • 48以上は:70g台
  • 44~47は:60g台
  • 39~43は:50g台
  • 38以下は:40g台

だいたい、こんな感じ。

 

この基準を参考にすれば、僕の場合だと、50g台か60g台で迷うことになります。知識のある人の意見を聞けば、70g台を勧めらるかもしれません。

 

しかし、マッチしているのは81gです。

 

硬さも重量も、基準を越えています。

 

ヘッドスピードはただの目安

 

あくまで、参考。

これは、僕の経験を基に言えることです。

 

さいごに

この記事のまとめです。

シャフトの選び方
  • 硬いもの、重いもの
  • 知名度は気にしない
  • スパイン調整を行う
  • ヘッドスピードはただの目安

スチールシャフトみたいに、しっかり目のシャフトを選びましょうということです。

 

結局どうすればいいのか

選択

シャフトの公表数値を見て、硬くて重いシャフトをいくつか候補に入れます。

試打して、しっかりした感触のシャフトを選びます。

 

ヘッドスピード・硬さ・重量の関係は、あまり気にせず、自分の感覚を頼りにします。

 

工房のある、専門スタッフがいる所で計測して、スパイン調整を行います。

あとは、練習やコースで試して確認します。

 

合えば良し。合わなければ、原因を考えて、次の1本を探します。

 

これだけ出来れば、必ずマッチしたシャフトは見つかると思います。

 

ドライバーの基礎となるシャフトは、かなり重要です。なので、選ぶときは、いつも以上に真剣になってみてください。

 

 

以上にします。もっぴーでした。