あと、スライスばかり出てしまう。
この記事を読んで頂くと、
- 野球経験者がゴルフで上達する方法
- スライスの直し方
上記の2つが分かります。
野球経験者ではない人にとっても、ためになる情報をまとめています。
参考にしてみてください。
Contents
野球経験者がゴルフで上達する方法【スライスの直し方】
ゴルフを始めてから6年間は、野球の延長でスイングをしていました。
その方が振りやすかったからです。
しかし、スライスにも悩み、方向性が安定しませんでした。
何が違うのかを探り、8年目にしてゴルフスイングに近づけることができたのですが、
今だから思う大事なことは、下記の3つ。
- スイングを理解する
- ヘッドスピードを落とす
- 打ちに行く意識を捨てる
上記が、成長のポイントです。
順に説明していきます。
スイングを理解する
現状のスイングを理解します。
プロゴルファーのスイングと見比べて、違う箇所を修正します。
※プロのスイングは理にかなっているので、プロをマネるのが上達の近道だと思うからです。
- 手順①:自分のスイングをスマホで撮影
- 手順②:プロのスイングと見比べる
- 手順③:スイングを直す
上記の手順を、永遠と繰り返します。
野球のクセを直すには、この方法がいちばん効果的です。
ですが、簡単には直りません。根気のいる作業です。
かなりの時間を要しています。
ですが、やるうちに変化は起きるので、それがモチベーションとなって持続できます。
野球経験者にありがちなゴルフスイング
スイングを直すときに気をつけることは、
- 注意①:フライングエルボー
- 注意②:左足の踵(かかと)を浮かさない
- 注意③:オーバースイング
- 注意④:手打ちスイング
上記の4つです。
注意①:フライングエルボー
フライングエルボーとは、右脇が開いて、右肘(ひじ)が横を向いている状態です。
野球のスイングによく見られる形です。
この形は、ゴルフスイングではよくありません。
なぜなら、
- 脇と肘の自由度が高く、間違った動きをしやすい
- クラブが理想のスイングプレーンから外れやすい
上記の理由で、ミート率低下を招くからです。
プロの右肘は、真下を向きます。

理想はこの形。
右肘が身体の正面にあり、クラブは理想のスイングプレーン上にあります。
と言いましたが、始めからこの通りにはできません。
「なんだこれ?」と違和感ありありで、疑うかもしれません。
しかし、
「間違っているのでは?」と思うくらいの、大きな意識改革が必要です。
『腕の位置を、身体の正面でキープしたまま、ボディターン』の方法は、別記事で公開中です。
⇒ゴルフスイング理論【ボディターンが8割重要、コツも紹介】
フライングエルボーの原因は、脇が開いて、腕が身体の正面から離れてしまうこと。
『右脇』『右肘』『ボディターン』の意識が必要です。
注意②:左足の踵(かかと)を浮かさない
バックスイングのときに、左足を浮かさないようにします。
これは、スイングの安定感を欠く原因になります。
足を浮かすと膝が動いて、軸がブレやすいからです。
野球では左足を上げて打ちます。
パワーが伝わりやすく、遠くへ飛ばすメリットがあります。
ですが、ゴルフスイングでは足を上げないのが理想です。
最初は、足を固定しているつもりでも、無意識に足が上がります。
何度もやって慣れるしかありません。
注意③:オーバースイング
バックスイングが深くなりすぎて、クラブヘッドが垂れる現象です。
これもスイングの安定感に欠けます。
クラブの移動範囲が大きくなる分、誤動作するリスクも高まるからです。
※野球スイングが身に付いていると、ゴルフスイングをしたときにトップが深くなりがちです。
これも、スマホで確認しながら、意識してバックスイングを制限します。
自分の意識と現実とのギャップは、大きいことに気づかされます。
オーバースイングは、力強く振れる分、ミート率が下がります。
なので、腕の動きを抑えて、コンパクトなスイングを目指します。
注意④:手打ちスイング
腕だけに頼った手打ちスイングは、安定感に欠けます。
腕は安易に動かせるため、間違った動作をしてしまいやすいからです。
野球ではアウトサイドや、高めのボールなど多方向へのスイングが要求されます。
腕を使う意識が強くなるので、ゴルフスイングをするときにどうしても手打ちスイングになってしまいやすい。
「ボディターンのスイング?」
と疑問が浮かぶ人のために、別記事を用意しています。
⇒ゴルフスイング理論【ボディターンが8割重要、コツも紹介】
スイング方法を詳しく解説していますので、ぜひ一読ください。
「え?これだけしかバックスイングしないの?」と衝撃を受けるかもです。
このように、手を使う意識をなくします。
ヘッドスピードを落とす
スイングを直すと、ヘッドスピードは自動的に落ちます。
野球を経験していると、スイングがしっかりしているので、始めはスイングスピードが速いです。
ですが、脇や腕の動き、左足の動きを制限するとスピードは落ちます。
結論を言うと、スピードが落ちても大丈夫です。
ヘッドスピードが5~6m/sダウンした
ゴルフ歴 | 1Wのヘッドスピード | 平均飛距離 |
始めた頃 | 49m/s | 約280y |
11年目 | 43~44m/s | 約240y |
力任せに振っていた頃と、現在を比べると、ドライバーの飛距離はダウン。
しかし、方向性は格段に良くなり、平均スコアも良くなっています。
飛距離は、どこを目指すかによる
たとえば、下記です。
- バックティー
- レギュラーティー
どちらのラウンドが多いかによります。
ガチガチの競技思考で、バックティーばかりでラウンドする人なら、飛距離のロスは避けたいところ。
スイング修正と同時に、スイングスピードを落とさない練習が必要です。
飛ばそうと力を入れると、方向性が安定しないので、断念したんだ。
反対に、
プライベートゴルフがメインで、レギュラーティーが多い人は、260y以上飛ばす必要はありません。
スイングスピードは落として、安定感重視の考え方で良いと思います。
このことから、必ずしも飛べば良いわけではありません。
もちろん、飛ぶに越したことはないですが、上達を求めるなら、飛距離より方向性重視。
本気で上達したいのであれば、力だけに頼らないスイングを身に付けることです。
打ちに行く意識を捨てる【スライスの直し方】
なかなか捨てられないのは打ちに行く意識です。
野球のように、打ちに行こうとして脇や身体が開いてしまいます。
ゴルフでは、打ちに行かなくても、ボールはそこにあります。
ボールは待ってくれているので、その場でスイングをすれば当たります。
スイングをロボット化する
大げさですが、自分がロボットになったつもりでスイングします。
そのくらい、動きを制限します。
身体が早く開いてしまうなら、
- 手順①:打つ
- 手順②:ターンする
上記のように、打ったのを確認してからボディターンするくらい大げさにやります。
そして、打ちにいかずに、その場でスイングすることを徹底します。
スライスを直すには、身体の開きを防ぐことが第一です。
窮屈なりに、力の入れどころを探す
野球を経験して分かることですが、ゴルフスイングは窮屈に感じます。
窮屈すぎて全然打てなくなります。
そうやって、スイングを完成させていきます。
完璧にできなくても大丈夫
僕は、プロのスイングに近づけることはできても、再現はできていません。
それでも、安定感が増しました。
スイングフォームが全てではなく、自分の持っている感覚の方がわりと大事だったりします。
スイングフォームが完璧じゃなくても良い理由は、
⇒【ゴルフは形より打ちやすさ重視!スイングフォームについて】
の記事が参考になると思います。
話を戻しますが、
打ちに行く意識を捨てて、その場でターンすること。
これが、スライスを減らしますし、安定したスイングにつながります。
さいごに
まとめます。
- スマホでチェックしながら修正を繰り返す
- 手打ちからボディターンに切り替える
- 窮屈さがポイント
- 飛距離が落ちても気にしない
- 打ちにいく意識を捨てる
- 力の入れどころを探る
野球経験者は、スイングがしっかりしているので、始めから有利です。
正しいスイングを身につければ、上達も早いと思います。
しかし、
野球のクセは、ゴルフスイングにとってアダとなることが多く、方向性の問題で苦労するかもしれません。
前述したポイントをおさえながら、根気よくやることが成長のカギです。
道具にも頼ってみる
曲がる原因は、クラブが原因であることも十分に考えられます。
クラブを、
- 誰かから譲ってもらった
- 計測せずに購入した
上記の場合。
自分に合ってない可能性があります。
ドライバー(特にシャフト)の選び方は、
⇒ドライバーのシャフトの選び方【5本試して分かりました】
で公開していますので、参考にしてみてください。
どうか、途中で折れることなく、一歩先の明るい未来へ突き進んでください。
以上、もっぴーでした。