この記事を読んで頂くと、
- 歩測のメリット
- 感覚のデメリット
上記が分かります。
ゴルフを続けて思うことは、パッティングの距離感は歩測が良いということ。
その理由を説明しますので、参考にしてみてください。
Contents
パターは歩測して距離感を出すべき理由
結論から言うと、距離感は歩測で出すべきです。
理由は、
- 理由①:調子に左右されない
- 理由②:視覚情報にダマされない
- 理由③:周りの影響を受けない
- 理由④:歩くと傾斜が分かりやすい
- 理由⑤:ストロークの強弱をつけやすい
上記の5つ。
この理由の根拠は、下表参照。
年表 | 距離感 | 期間 |
2008~2010 | 感覚 | 3年 |
2011~2017 | 歩測 | 7年 |
2018~ | 感覚 | 2年~ |
人それぞれ意見は分かれるでしょうが、現在(2020年)の僕が考える理由を、順に説明します。
理由①:調子に左右されない
調子に関係なく、歩測すれば距離が分かります。
歩くことは日常の動作なので、歩幅が狂うことはまず無いからです。
どんなときも、一定の精度で計測できるのが、歩測のメリットです。
理由②:視覚情報にダマされない
歩測は歩くだけなので、目から入る情報にダマされません。
たとえば、
- 西日のまぶしい光
- パッティングラインを遮る影
- 目の錯覚
といった感じ。
距離感をつかむのにジャマだとされる情報も、歩測すれば関係ありません。
また、ロングパットのとき
遠くになるほど、視覚情報に誤差が出てくるからです。
しかし、歩測すればこの問題もスルーできます。
理由③:周りの影響を受けない
同伴者からの情報です。
たとえば、
- けっこう下っているように見えるな
- あれ?思ったより転がらない
- だいぶ上っているから強めに打たないと…etc
といった発言です。
同伴者の情報は、参考になることもあれば、参考にならない間違った情報もあります。
感覚に頼っていると、こういった他者の発言などで、影響を受けやすくなります。
その点、歩測すれば気にすることはありません。自分の歩測情報だけを信じればOKだからです。
理由④:歩くと傾斜が分かりやすい
打つ場所からカップまで、行きと帰りを歩測すると、高低差の情報が分かりやすくなります。
目から入る情報に加えて、『足裏の感触』も手に入ります。
判断材料が増えることで、傾斜がより把握しやすくなります。
理由⑤:ストロークの強弱をつけやすい
『上り・下り』のパットのときの力加減がしやすくなります。
たとえば、感覚派の場合、
- カップより『強めに』『弱めに』に打つ
- 2mオーバーくらいに打つ
- 半分くらいの距離を打つ
といった感じ。
『強め』『弱め』とは感覚の部分なので、悪い言い方をすれば、曖昧な表現です。
また、『〇〇くらい』という表現も、大ざっぱな印象です。
これでは、力の加減がしずらくなります。
歩測すると、
- 10歩分の距離を打つ
- 上りなので、2歩足して12歩分の距離を打つ
- 下りなので、5歩引いて5歩分の距離を打つ
といった感じ。
『〇〇歩分の距離を打つ』と、数字が頭に入るので、やることが明確になります。
また、
歩測すると、上り下りの判断を、
- 何歩分プラスする
- 何歩分マイナスする
のように、歩数分を加減した答えが出せるので、さらに明確になります。
感覚だけでは限界あり

人の感覚は、体調や、周囲の影響を受けやすく、プラスにもマイナスにも作用します。
そんなことでは、毎回同じ精度を出すことは難しく、やっぱり安定感に欠けます。
調子の良い時は、最後まで距離感が合うのですが、
長いスパンで考えると、やはり、ミスの幅が大きい印象です。
疲れや集中力切れで、感覚は鈍る
感覚は完璧ではない。これが感覚派のデメリットだと思います。
感覚で距離をつかむのは、すごく集中力を使います。
つまり、集中力を保っていなければ、距離感が狂ってしまいます。
集中力や体力に自信があり、頭も冴えわたっている人であれば問題ないでしょうが、
月1ゴルファーでは、少々キツイです。
アマチュアこそ歩測すべし
ラウンドの頻度が少ないアマチュアゴルファーこそ、歩測すべきです。
少ない練習時間で距離感を養うには、歩測して基準を作るしかないと思うからです。
プロは別格
プロの選手は、感覚派が多いですが、不思議なほど距離感が合います。
なぜ、あれほど距離感が合うのか、
- 練習量が別格
- 経験量が別格
- 感性が別格
上記の感じ。
そもそも、『練習量』『経験量』が桁違いだからです。
また、感性が飛び抜けて鋭いから、プロになれたわけです。
基準こそすべて
基準を作るべきです。
プロのマネをするのは難しいので、アマチュアにできることは基準作りです。
歩測で出した数値が、一つの基準。
そして、もう一つ大切なことは、
歩測とストロークの両方の基準を作ってパッティングすれば、距離感を養うことができます。
さいごに
まとめます。
- 歩測して距離感をつかむ
- 体調に左右されない
- 周りの影響を受けない
- 高低差が分かりやすい
- 打つ距離が明確になる
- アマチュアこそ基準を作る
前述しましたが、歩測した距離を打つには、ストロークの基準作りも大切です。
振り幅について、細かくまとめた記事があるので、参考にしてみてください。
⇒【パターは振り幅でストロークすると、距離感が合います】
歩測は、おすすめです。
誰からの影響も受けない、確固たる基準になります。
『歩測』と『振り幅』で、距離感を究めてみるのも面白いかもしれません。
そのために、トレーニングが必要でしょうが、ゲームを攻略するくらいの楽しい気持ちで、取り組んでいきたいですね。
以上、もっぴーでした。