どのようにプレーすれば良いのかコツを知りたいな。
この記事の内容は、
- 風の読み方
- 風の影響の考え方
- 低い球での攻め方
- 気をつける点
上記のとおりです。
また、強風時に欠かせない、ゴルフの低い球の打ち方【パンチショットやライン出し】については、別記事で紹介とします。
強風のゴルフは、ボールが大きく曲がったり、押し戻されたりして大変です。
そんな中、スコアを安定させるにはどうすれば良いのか。
プレー方法や考え方をシェアしますので、参考にしてみてください。
Contents
風が強い日のゴルフ
風が強い日は、基本的に低い球で攻めます。
そのため、パンチショットやライン出しと呼ばれるショットを身に付けておく必要が大いにあります。
また、風を読む力も必要です。風の強さと方向や、ショットに及ぼす影響も考慮しないといけないからです。
さらに、コースマネジメントも大切。
まとめると、
- 風の影響を読む判断力
- 低い球を打つテクニック
- コースマネジメント
上記の3つが求められます。
風が強い日には欠かせないポイントなので、順に説明します。
風の影響を読む判断力

風がショットにどのような影響を及ぼすかを考える力です。
とはいえ、やることは簡単。
- 手順①:風の確認
- 手順②:番手選び
- 手順③:打つ方向を決める
上記のとおりです。
手順①:風の確認
まず、ラフなどの芝を手でちぎり、頭の高さでパラパラと落とします。
この方法で大体の目安がつくので、あとはピンフラッグの揺れ方を見て再確認するといった感じです。
この他に、
- 木々の揺れ
- 池の水面の揺れ
- 前のホールの風向きを覚えておく
なども参考にできます。
手順②:番手選び
向かい風か追い風なのかをじっくり判断して、飛距離にどのくらい影響するかを考えます。
飛距離は、
- 一番手分強く打つ
- 二番手分弱く打つ
- 四番手分強く打つ
といったように、番手分(約10ヤード)刻みで決めます。
手順③:打つ方向を決める
どのくらい曲がるかを予測して、狙い所を決めます。
打つ方向は、
- ピン2本分左を狙う
- ピン4本分右を狙う
といった感じで、ピンの長さ刻みで狙いを決めます。
飛距離や曲がり幅の判断は、経験して覚えていくしかないと思います。
そして、10ヤード刻みやピンの長さ分など、わりとザックリと判断します。(神経質になる必要はありません)
真横からの風の場合
真横から吹く風の場合は、強めに打ちます。
なぜなら、左からの風の場合、

左を向いて打つので、打ち出しが向かい風(アゲンスト)になって力が弱まります。
そして、落ち際で風に流されて、前へ進む力が弱まるからです。
飛距離が落ちるとは一概には言えないんだ。
細かな部分までは判断できないので、やはり、これも経験を積むしかないのかなと思います。
強い追い風の場合
追い風に乗ると、グリーンに着弾してからよく転がります。
また、低い球を打っているので、ランが出やすい条件が揃っています。
強い追い風の時は、「手前から」を頭に入れて、転がしてピンに寄せていくイメージを持ちます。
低い球を打つテクニック
風が強い日は、低い球を打ちます。
なぜなら、風の影響を受けにくいからです。
ゴルフの低い球の打ち方【パンチショットやライン出し】は別記事で紹介していますが、ここでも少しポイントを抑えておきます。
これにより、ヘッドスピードが少し落ちてスピン量が抑えられます。
スピン量が少なければ風の影響を受けにくくなるからね。
フォローを抑えたハーフショットなので、飛距離は落ちますが、大きめの番手で打って飛距離をカバーします。
振り切らないショットばかりの日もあります。それはそれで仕方ありません。
コースマネジメント

どのように攻めるかが大切。
基本的に低いストレートボールで攻めます。
- 風にぶつける
- 風に乗す
上記の2つの攻め方がありますが、僕は「風に乗す」方法を採用しています。
狙った所に、まっすぐ低い球を打つことだけを考えて、あとは風に任せます。
反対に、風にぶつける場合、
このように、風にぶつける方法は、ドローやフェードを多用することになります。
また、風にぶつけると、飛距離が大きくロスするなどして、距離感が出しにくくなる印象です。
このことから、風にぶつける攻め方ではなく、素直なストレートボールで風に乗せる攻め方をします。
高い球は打たない
追い風の時、高い球を打って飛距離を稼ぐといった攻め方はしません。
特殊なショットのため、リスクを伴うからです。
追い風の時は、「普段通りのショット」か「低い球」かの二択です。
追い風でも向かい風でも、短い距離でも、風の影響を少なくすることが第一なので、低い球を打ちます。
ドライバーは例外
ドライバーだけは低い球を打たずに、持ち球のパワーフェードで攻めます。
【ドライバーでパワーフェードボールを実践中!打ち方を紹介】の記事で公開しています。
ドライバーに関しては、打ち分けるのが難しいクラブなので、打ち方は一つに絞って安定感を出しています。
ドライバーで低い球を打てるのが理想ですが、ムリしてまで習得する必要はないかなと思います。
全体的に気をつける点

気をつける点は、
- ルーティン
- 力感
上記の2つです。
ルーティン
スイングの、
- テンポ
- リズム
- スピード
を一定に保ちます。
無風の時と変わらないルーティンでショットをするように心掛けます。
打ち急いだりしやすいので、ゆっくりを意識します。
「テンポ・リズム・スピード」は、メンタル強化の記事でもお伝えしましたが、どんな状況でも同じルーティンをすることが大切です。
力感
身体の筋肉が力まないように気をつけます。
身体の力みは、ショットに悪影響を及ぼすからです。
力が入ると、スイングスピードが上がり、スピン量が多くなるので、風の影響をモロに受けてしまいます。
また、ミート率も下がります。
さいごに

まとめます。
- 芝を投げ上げて風の強さと方向をチェック
- 飛距離は10ヤード刻みで判断
- 曲がり幅はフラッグ何本分かで判断
- 経験と感覚を頼る
- 風に乗せて低いストレートボールを打つ
- スイングリズムや力感に気をつける
といった感じです。
強風のときのマインド
基本はムリをしないことです。
ありがちなのが、
- ①:短い距離だからショートアイアンでフルスイング
- ②:風に流されて手前のガードバンカーにつかまる
- ③:真っ逆さまに落ちるため目玉になる
といった感じ。
キレッキレのアイアンショットでベタピンを狙うのではなく、地味でもいいから低く抑えた球でグリーンに乗すことを考えた方が良いです。
強風のゴルフは特殊なので、通常時と比べて攻め方や考え方を変更するのが賢明。
そして、粘り強く、最後まで集中力を切らさないようにする忍耐も必要。
ということで、強風のゴルフのプレー方法をお伝えしました。
そして、徐々に風の読みやコースマネジメントを気をつけていけば、おのずとスコアは安定します。
この記事が参考になれば幸いです。