知識

風が強い日のゴルフ【風の対策やプレーの仕方について】

強風のゴルフ
いーぐる
いーぐる
風が強い日のゴルフが難しくて、スコアがまとまらない。

どのようにプレーすれば良いのかコツを知りたいな。

もっぴー
もっぴー
では、風が強い日のプレーの仕方を教えるよ。

 

この記事の内容は、

  • 風の読み方
  • 風の影響の考え方
  • 低い球での攻め方
  • 気をつける点

上記のとおりです。

 

また、強風時に欠かせない、ゴルフの低い球の打ち方【パンチショットやライン出し】については、別記事で紹介とします。

 

海沿いのゴルフコースの月例杯に6年間参加。

風が吹き荒れる中で何度もプレーした経験を基に書いています。

 

強風のゴルフは、ボールが大きく曲がったり、押し戻されたりして大変です。

 

そんな中、スコアを安定させるにはどうすれば良いのか。

プレー方法や考え方をシェアしますので、参考にしてみてください。

 

風が強い日のゴルフ

風が強い日は、基本的に低い球で攻めます。

そのため、パンチショットやライン出しと呼ばれるショットを身に付けておく必要が大いにあります。

 

また、風を読む力も必要です。風の強さと方向や、ショットに及ぼす影響も考慮しないといけないからです。

さらに、コースマネジメントも大切。

 

まとめると、

  • 風の影響を読む判断力
  • 低い球を打つテクニック
  • コースマネジメント

上記の3つが求められます。

 

風が強い日には欠かせないポイントなので、順に説明します。

 

風の影響を読む判断力

風の影響

風がショットにどのような影響を及ぼすかを考える力です。

 

とはいえ、やることは簡単。

  • 手順①:風の確認
  • 手順②:番手選び
  • 手順③:打つ方向を決める

上記のとおりです。

 

手順①:風の確認

まず、ラフなどの芝を手でちぎり、頭の高さでパラパラと落とします。

 

芝の飛ぶ方向と強さを見て、風向きと風の強さをチェックします。

 

この方法で大体の目安がつくので、あとはピンフラッグの揺れ方を見て再確認するといった感じです。

 

もっぴー
もっぴー
「芝の飛び方」&「フラッグの揺れ方」の2つをメインに判断してるよ。

 

この他に、

  • 木々の揺れ
  • 池の水面の揺れ
  • 前のホールの風向きを覚えておく

なども参考にできます。

 

地上と上空で風向きが違うことがあります。

しかし、上空の風までは読めないので、地上をメインに考えています。

 

手順②:番手選び

向かい風か追い風なのかをじっくり判断して、飛距離にどのくらい影響するかを考えます。

 

芝の飛び方を参考にして、風の強さを身体で感じながら、わりと集中して決めます。

 

飛距離は、

  • 一番手分強く打つ
  • 二番手分弱く打つ
  • 四番手分強く打つ

といったように、番手分(約10ヤード)刻みで決めます。

 

もっぴー
もっぴー
風の強さと飛距離の関係は、経験を積んで覚えるしかないんだ。
あるば姉さん
あるば姉さん
テクニックとかではなくて、やっぱり経験なのね。
もっぴー
もっぴー
自然相手だからね。風はコロコロ変わったりもするから、基準を決めてないんだ。

 

手順③:打つ方向を決める

どのくらい曲がるかを予測して、狙い所を決めます。

 

肌で感じる風の感触や、芝の飛び方を見て判断します。

 

打つ方向は、

  • ピン2本分左を狙う
  • ピン4本分右を狙う

といった感じで、ピンの長さ刻みで狙いを決めます。

 

もっぴー
もっぴー
風でどのくらいボールが曲がるかも、自分の感覚を頼りに決めているんだ。

 

飛距離や曲がり幅の判断は、経験して覚えていくしかないと思います。

 

そして、10ヤード刻みやピンの長さ分など、わりとザックリと判断します。(神経質になる必要はありません)

 

真横からの風の場合

真横から吹く風の場合は、強めに打ちます。

 

いーぐる
いーぐる
真横の風は、飛距離に影響しないと思うんだけど?
もっぴー
もっぴー
どうだろう。微風なら大丈夫だけど、強風だと飛距離が落ちる気がするんだ。

 

なぜなら、左からの風の場合、

真横の風

左を向いて打つので、打ち出しが向かい風(アゲンスト)になって力が弱まります。

そして、落ち際で風に流されて、前へ進む力が弱まるからです。

 

グリーンの外を狙うくらいの強い横風の場合は、飛距離に注意したほうが良さそうです。

 

もっぴー
もっぴー
しかし、真横の風でも、若干「フォロー寄りの風」か「アゲンスト寄りの風」に分かれるから、
飛距離が落ちるとは一概には言えないんだ。

 

細かな部分までは判断できないので、やはり、これも経験を積むしかないのかなと思います。

 

強い追い風の場合

追い風に乗ると、グリーンに着弾してからよく転がります。

また、低い球を打っているので、ランが出やすい条件が揃っています。

 

飛びすぎて、グリーン奥のOBは避けなければなりません。

 

強い追い風の時は、「手前から」を頭に入れて、転がしてピンに寄せていくイメージを持ちます。

 

低い球を打つテクニック

風が強い日は、低い球を打ちます。

なぜなら、風の影響を受けにくいからです。

 

ゴルフの低い球の打ち方【パンチショットやライン出し】は別記事で紹介していますが、ここでも少しポイントを抑えておきます。

 

【ポイント】フォローを低くとること。
フィニッシュまで振り切らずに、肩くらいの高さで止めます。

 

これにより、ヘッドスピードが少し落ちてスピン量が抑えられます。

 

もっぴー
もっぴー
スピン量を減らすのがコツだよ。
スピン量が少なければ風の影響を受けにくくなるからね。

 

フォローを抑えたハーフショットなので、飛距離は落ちますが、大きめの番手で打って飛距離をカバーします。

 

風が吹き荒れるコースでは、おのずとミドルアイアン以上のクラブを持つことが増えます。

 

振り切らないショットばかりの日もあります。それはそれで仕方ありません。

 

コースマネジメント

イメージ

どのように攻めるかが大切。

基本的に低いストレートボールで攻めます。

 

  • 風にぶつける
  • 風に乗す

上記の2つの攻め方がありますが、僕は「風に乗す」方法を採用しています。

 

狙った所に、まっすぐ低い球を打つことだけを考えて、あとは風に任せます。

 

反対に、風にぶつける場合、

【たとえば】
左からの風に対して、ドローボールで風にぶつけて曲がり幅を抑える攻め方があります。

また、右からの風に対して、フェードボールで風にぶつける方法もあります。

 

このように、風にぶつける方法は、ドローやフェードを多用することになります。

 

変化のつけたショットはスイングが乱れやすいので、僕は避けています。

 

また、風にぶつけると、飛距離が大きくロスするなどして、距離感が出しにくくなる印象です。

 

このことから、風にぶつける攻め方ではなく、素直なストレートボールで風に乗せる攻め方をします。

 

高い球は打たない

追い風の時、高い球を打って飛距離を稼ぐといった攻め方はしません。

特殊なショットのため、リスクを伴うからです。

 

追い風の時は、「普段通りのショット」か「低い球」かの二択です。

 

いーぐる
いーぐる
100ヤード以内を、ウェッジで打つ場合はどうなんだ?
もっぴー
もっぴー
ロフト角が大きいウェッジでも、フェースを被せ気味にして低い球を打つんだ。

 

追い風でも向かい風でも、短い距離でも、風の影響を少なくすることが第一なので、低い球を打ちます。

 

ドライバーは例外

ドライバーだけは低い球を打たずに、持ち球のパワーフェードで攻めます。

 

【ドライバーでパワーフェードボールを実践中!打ち方を紹介】の記事で公開しています。

 

ドライバーの低い球は、技術不足で打てないからです。

 

ドライバーに関しては、打ち分けるのが難しいクラブなので、打ち方は一つに絞って安定感を出しています。

 

もっぴー
もっぴー
だから、強いアゲンストのティーショットでは、3番ウッドで低い球を打つんだ。

 

ドライバーで低い球を打てるのが理想ですが、ムリしてまで習得する必要はないかなと思います。

 

全体的に気をつける点

気をつける点

気をつける点は、

  • ルーティン
  • 力感

上記の2つです。

 

ルーティン

スイングの、

  • テンポ
  • リズム
  • スピード

を一定に保ちます。

 

無風の時と変わらないルーティンでショットをするように心掛けます。

 

もっぴー
もっぴー
風が強いと、リズムが速くなりがちなんだよね。

 

打ち急いだりしやすいので、ゆっくりを意識します。

 

「テンポ・リズム・スピード」は、メンタル強化の記事でもお伝えしましたが、どんな状況でも同じルーティンをすることが大切です。

 

力感

身体の筋肉が力まないように気をつけます。

身体の力みは、ショットに悪影響を及ぼすからです。

 

いーぐる
いーぐる
風に負けまいとして、どうしても力が入るんだよな。
あるば姉さん
あるば姉さん
そうね。特に、強いアゲンストのときは、飛ばそうとするから余計に力が入るわよね。

 

力が入ると、スイングスピードが上がり、スピン量が多くなるので、風の影響をモロに受けてしまいます。

また、ミート率も下がります。

 

もっぴー
もっぴー
力が入るとデメリットだらけだよ。力を抜くように意識するんだ。

 

さいごに

風のゴルフ

 

まとめます。

  • 芝を投げ上げて風の強さと方向をチェック
  • 飛距離は10ヤード刻みで判断
  • 曲がり幅はフラッグ何本分かで判断
  • 経験と感覚を頼る
  • 風に乗せて低いストレートボールを打つ
  • スイングリズムや力感に気をつける

といった感じです。

 

強風のときのマインド

基本はムリをしないことです。

 

ありがちなのが、

  • ①:短い距離だからショートアイアンでフルスイング
  • ②:風に流されて手前のガードバンカーにつかまる
  • ③:真っ逆さまに落ちるため目玉になる

といった感じ。

 

キレッキレのアイアンショットでベタピンを狙うのではなく、地味でもいいから低く抑えた球でグリーンに乗すことを考えた方が良いです。

 

【重要】スーパーショットを狙わず、手堅いゴルフが肝心。

 

強風のゴルフは特殊なので、通常時と比べて攻め方や考え方を変更するのが賢明。

 

そして、粘り強く、最後まで集中力を切らさないようにする忍耐も必要。

 

 

ということで、強風のゴルフのプレー方法をお伝えしました。

 

時折、「経験を積んで覚えるしかない」といった、即効性のない説明にもなりましたが、

すぐに結果を出したい人は、まずは低い球をマスターすることだと思います。

 

そして、徐々に風の読みやコースマネジメントを気をつけていけば、おのずとスコアは安定します。

 

この記事が参考になれば幸いです。